アパレルの仕事をしたいけど志望動機で何を書けば良いのか悩まれる方も多いのではないでしょうか?
今日は志望動機を書くコツから具体的な例文までご紹介していきます!
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志望動機を考える上で必要なポイント
志望動機を考える前にまず行っておきたい志望動機のポイントは何でしょうか?
2つのポイントをお伝えします。
1)求人内容を確認する
志望動機を書き始める前に、まず求人の内容をしっかり読んで確認することが大事です。
給与や勤務時間などの条件面は勿論ですが、それだけでなく一通り目を通すことが重要です。
特に、志望動機を作成する際に、
- 志望先のブランドが求人を出した経緯
- どのような人材を求めているのか
は確認しておくことでそのブランドや企業に合った内容を記載することができます。
2)志望先のブランド・企業に関する情報を集める
求人にフィットした人材であること、相手の求める人材であることをより志望動機でアピールするためには
- こだわりや魅力
- 何故そのブランドなのか?
という点を盛り込んでいく必要があります。
そのためにはそのブランドや企業の情報を収集し知っておくことが必要です。
どのように情報収集をしていくかというとホームページやブログ、SNS、実際の店舗を見たり、詳しい知人に聞いていきましょう。
■ホームページ
どのような商品を取り扱っているのかや会社概要などは確認しておく必要があります。
その中でも志望動機を書く上で特に確認していきたいポイントは、ブランドのコンセプトです。
ブランドのコンセプトにはブランドの強みや想い、こだわりの点などが記載されているため志望動機を書く参考になります。
また、同時にターゲット層やどの業態に出店しているのか、ブランドの世界観なども確認しておきましょう。
■ブログやSNS
ブランドの最新情報を知るにはブログやSNSをチェックするのがおすすめです。
キャンペーン内容や、打ち出しの商品、ブランドの世界観などを確認することが可能で、面接の際のトークで役立つでしょう。
SNS上ではブランドだけでなくスタッフのアカウントがあったり、スタッフのLIVE配信もあるので、そこから雰囲気を知ることもできます。
■実際の店舗に見にいく
実店舗にリサーチに行くこともやっておきましょう。 実際に店舗の雰囲気や販売されている商品を見ることで志望動機を書く参考になります。
また、面接の際に
- 店舗には実際に行かれましたか?
- 気になった点はありますか?
- どんな商品があったら良いと思いましたか?
などを質問されることもあるため、その準備に向けても必要です。
ネットやSNSの情報だけではなく、実際に自分の目でお客様目線で確認することで気づきが得られます。
■知人に聞く
自分でリサーチをしても出てくる情報には限りがあります。
もしそこで働いたことがあったり、現在働いている知人に話が聞けると参考になります。 実際に自分に合ったブランドや企業なのかを確認したり、現在のそのブランドの状況が聞けるとよりフィットした志望動機を書く参考になるでしょう。
アパレルの志望動機に使える項目
1)アパレル業界で働きたい理由
なぜ、アパレル業界で働きたいと思ったのかを書きましょう。 何よりもファッションが好きでないと務まりません。
アパレル業界は側から見ると華やかな業界ですが、実際は繁忙期や納期間近になると残業になったり、社外内の人と打ち合わせが発生するためメンタル面や体力面でタフさを問われる業界です。
そのような厳しい面を理解した上で
-
・アパレル業界を目指すきっかけとなった出来事
・自身の体験によるエピソード
を具体的に伝えると相手にも伝わりやすくなります。
2)なぜそのブランドや企業で働きたいのか
これは志望動機のメインともなる項目です。 なぜ多くのアパレルブランドや企業がある中でそこを選んだのかなぜ多くのアパレルブランドや企業がある中でそこを選んだのか。その理由を明確にしましょう。
想いや熱意が担当者に伝われば好印象を持ってもらえます。
まずはそのブランドや企業が好きだから。という理由が出てくると思いますが、「好き」だけでは判断基準にならず、ありきたりな内容になってしまいます。
- そのブランドのどういった点が好きなのか
- 他のブランドとは違うそのブランドの魅力は何なのか
- そのブランドの服を着た時の自身の気持ちの変化
など具体的なエピソードを交えると印象に残りやすくなります。
また、実店舗に訪れて感じた印象や企業理念や行っている取り組みから感じた点を自分の価値観を入れて記載をすると
-
・本当にブランドが好きなんだ
・ブランドのことをちゃんと考えてくれている
と好印象を与えることができ、興味を持たれやすいです。
価値観やあなたの視点での考えを交えることで、テンプレ通りではないその人らしさを伝えることができます。
また、同じブランドでも店舗によって雰囲気は異なるため、複数の店舗へ訪問した感想を伝えると、関心の高さが伝わります。
3)将来自分がやってみたいこと
志望動機はなぜそのブランドや企業を選んだのか。の理由にフォーカスしがちですが、
実際に入社したらどんなことをやりたいのか、
という未来の視点でアピールしていくことも重要です。
-
・今までの自分の経験や強み
・時代の流れによる変化からの考え
などを踏まえて記載していくことで、志望者の目指している方向性がブランドの求める人材と合っているかの確認ができ、入社後のイメージもできるため重要な判断基準となります。
そこにキャリアプランが盛り込まれていると、「自ら目標設定をし、達成のために自主的に行動ができる人材」という印象を与えることができます。
志望動機を書く時のコツ
担当者の印象に残る志望動機の書き方にはコツがあります。 そのコツを3つ紹介します。
1)重要度が高いものから記載する
採用担当者は日々採用以外の仕事もあるのと、多くの志願者の履歴書に目を通していて多忙です。 そのような多忙な担当者の目に止まるには
- 読みやすさ
- 分かりやすさ
が重要です。
読みたくない。分かりにくいと思われるとどんなに良い内容だったとしても好印象を持たれません。受け取り手の気持ちになって読まれる文章を作成しましょう。
では、どのようにしたら読みやすく、分かりやすい内容にできるかというと、重要度の高い項目から書くということです。
- まず重要度の高い項目の結論を記載
- その項目に対する具体な説明を記載
ということを意識しましょう。
また、前の章でお伝えした1〜3の順に当てはめていくと重要度の高い順になります。
2)エピソードや具体例を入れる
そのブランドが好き。憧れです。というような内容は大切な動機ですが、それだけだとありきたりでテンプレのようになってしまい熱意が伝わりません。
具体的なきっかけとなる
-
・エピソード
・具体例
を挙げることで、内容の濃い志望動機となり印象に残りやすくなります。
また、そのようなエピソードを交えることでそのブランドが好きである証明にもなるので信頼性にも繋がり有効です。
3)自分の言葉で伝える
ブランドイメージやコンセプトをそのまま引用して伝える応募者は多数いますが、それだけでは日々多くの履歴書に目を通している担当者の印象には残りにくいです。
ブランドイメージやコンセプトをベースに
-
・なぜ魅力を感じるのか
・どんな点に引きつけられたのか
という点を入れて記載しましょう。
ブランドイメージやコンセプトはありきたりでも、自分の視点で自分の言葉で書くことであなたらしさを表現でき、差別化につながります。 そのためにも、店舗に訪れたり、HPやオンラインショップ、SNSなどを通してブランドの理念や取り組みまでリサーチをしていくことが重要になります。
未経験でもアパレル職に採用されることはあるのか
現在はアパレルと別のお仕事をしていても、好きなファッションの仕事に携わりたい。アパレル業界に携わりたいという人も多いでしょう。
未経験でもアパレル職に転身することは可能なのでしょうか。
アパレル業界と言っても職種は様々ですが、その中でも比較的未経験でも多くの求人が出ているのが販売職です。
その他の業種に関しては専門的な知識が必要なため、未経験からの転身はなかなか難しいのが現状です。しかし、求人欄に「未経験者OK」と書かれた求人は未経験でも可能な求人です。
また、「経験者優遇」と書かれている場合は必ずしも経験者でないといけないというわけではないですが、応募が殺到した際や迷った時の判断基準となります。
担当者が求める4つの要素
- 勤務形態の都合
- コミュニケーション能力や対人スキル
- 明るい応対ができるか
- 美意識がマッチするか
この4つの点は採用担当者が未経験採用の際に判断基準とするポイントです。
1)勤務形態の都合
どんなに意欲があって、雰囲気やコミュニケーション能力が優れていても勤務形態が合わなければ採用されません。 特に、アパレル販売職の場合はシフトが組まれるため、そのシフトに左右される仕事です。
-
・ある特定の曜日や時間帯の勤務なのか
・土日を含んだ勤務なのか
・期間限定なのか
・時短OKなのか
・正社員なのかアルバイトなのか
などは求人を見ても分かることなので事前に確認をしておく必要があります。
2)コミュニケーション能力や対人スキル
販売員の場合、最も求められるスキルが対人スキル・コミュニケーション能力です。
接客をする上でお客様に対して緊張してしまったり、人見知りな人はあまり向いていると言えません。
ブランドやショップごとに販売員の対応は様々です。馴れ馴れしいことが良いことではないので、一度お店に訪れてお店の方の対応の様子をリサーチしておきましょう。
また、ショップスタッフ同士のコミュニケーションやお客様への対応で自分勝手な対応はお店にとって悪い印象を与えることがあります。
-
・何かあったら相談や報告ができる
・独断的な対応をしない
という点も見られるポイントとなるので、発言や対応に注意しましょう。
3)明るい応対ができるか
明るい印象を与えることができるかもポイントです。どんな対応でどんな表情で対応をするかはお店の印象に紐づきます。にこやかな表情で聞き取りやすい声、言葉で面接の際は応答しましょう。
ブランドの雰囲気やその方の性格もあるので無理に明るく元気にする必要はありませんが、にこやかでお客様に好印象を与えられる人に見られるかを意識しましょう。
4)ブランドイメージと合った美的感覚を持っているか
どんなブランドでも最低限の清潔感が必要です。これはどんな職業でもそうですよね。特に販売員は接客をする仕事なので、人を不快に思わせるような不潔なイメージはNGです。
また、そのブランドのイメージに合わせたブランドらしい服装をすることも重要です。 綺麗めのブランドならファッションを。カジュアルブランドの場合は綺麗めになりすぎない服装にしましょう。
できればそのブランドの服を1点は身につけながら、ブランドイメージに合うスタイリングの中に自分らしさが表現できるとベストです。
買ったことのないアパレルの志望動機はどう書けば良い?
興味のある求人を見つけても買ったことないブランドだから。と応募しても良いのか迷うこともあると思います。買ったことないブランドの志望動機の書き方についてお伝えします。
買ったことがないブランドの志望動機を書くためにはまず準備が必要です。
1)ブランドのことについて理解をする
例え買ったことのないブランドだとしても、面接では
- 志望理由
- なぜこのブランドが良いのか?
というのは必ず聞かれる質問です。
そのため、志望理由を書く時点でしっかりそのブランドのことをリサーチしておくことが大事です。
2)実店舗に見にいく
志望理由と同時に、面接時には
- 店舗の印象
- 店舗に行ったことがあるか
はよく聞かれるポイントです。
情報はネットで調べれば出ることもありますが、実際に店舗に行かないとわからない情報もあります。 実際に買わないまでも、店舗の印象を知って胸を張っていったことがあることをお伝えできるのは自信にもつながります。
また、実際にお店に行くことでの気づきや印象を軸に志望動機を考えるきっかけにもなります。 その他情報収集に関しては冒頭にもお伝えしたHPやSNSを交えて収集をしましょう。
アパレルの正社員に使える志望動機の例文(未経験者編)
では、実際の志望動機の例文をいくつか紹介します。まずは未経験者向けの例文です。
【例文1】ブランドのファンをアピール
学生の頃、貴社のブランドを雑誌で初めて拝見し、こんな素敵な洋服のブランドがあるのか!と衝撃を受け、それをきっかけに洋服を購入したのがきっかけでファンションへの興味が深まりました。
シンプルでスタイリッシュなデザインの中にさりげなくトレンドが取り入れられていて、どこか女性らしさを感じるデザインがとても好きで、貴社ブランドの洋服は着用するだけで幸せな気持ちにさせていただきます。
また、貴社の取り組みされているサスティナビリティーや取り組みやこだわったものづくりの姿勢にとても感銘を受けました。
アパレル業界での経験はありませんが、貴社ブランドへの想いは人一倍強く、コンセプトも視界しております。 今後は貴社ブランドの良さをより多くの方に知っていただき、購入していただけるようお客様の気持ちを大切にしながらハートフルな接客をして参ります。
ポイント:
ただ「好き」「ファン」であるということだけでなく、具体的にどのような点が良いのかを伝え、ブランドへの想いを伝える。
【例文2】他業種での営業経験をアピール
学生時代から貴社のブランドが好きで度々利用しておりますが、購入する度にスタッフの方の素敵な笑顔と心地よい対応に感動いたします。
また、貴社の取り組みされている素材にこだわったものづくりや作り手にも配慮した生産背景にとても感銘を受けました。
アパレル業界での経験はございませんが、メーカーの営業職を3年やってきて、年○○億の実績があり東南アジアへのビジネス拡大も担当してきました。
昔からファッションが好きでいつかアパレル業界で働きたい。という想いがあったため、アパレル業界への転身を決意しました。 自身の強みを活かしながら、大好きな貴社のブランドの魅力をより多くの方にお伝えできるように貢献して参ります。
ポイント:
具体的にどんな実績があって、それをアパレル業界にどのように転用していくのかを伝える。
アパレルの正社員に使える志望動機の例文(経験者編)
続いて経験者向けの例文の紹介です。
【例文1】即戦力をアピールする
◯年前に貴社ブランドデビューした当時に世界観やコンセプトに引かれて購入したのがきっかけで貴社に強い関心を抱くようになりました。
着心地と品質にこだわりながら美しいシルエットになるよう考え抜かれたデザインは、完成度が高く、非常に魅力的です。
私は、5年間アパレルデザイナーとして企画にに携わっており、◯◯ブランドでは初回1型1万枚で追加オーダーにも繋がる企画提案を多数して参りました。貴社へ入社後は、これまでのスキルと経験を活かし、すぐに貢献できると確信しております。
また、入社後は貴社ブランドの魅力を活かした企画提案をし、多くの方に喜んでいただけるブランドにするための貢献をして参ります。
ポイント:
具体的に数字を引用するとどのような仕事をどのくらい経験してきたのかイメージが伝わりやすくなります。
【例文2】キャリアパスを書いて意欲をアピール
私は、アパレル業界で生産管理として5年間の経験があります。前職では、主に生産計画の立案、原価管理、品質管理などの業務を担当していました。また、中国の工場との交渉や、生産ラインの改善プロジェクトにも携わりました。
これらの経験を通じて、アパレル生産の全行程を理解し、生産効率の向上や品質管理の強化、生産背景開拓など、生産管理に必要なスキルと知識を身につけました。
また、ビジネス会話程度の中国語ができるため、中国の工場との交渉もスムーズに行えるかと思います。 貴社はアパレル業界で高い知名度と実績を誇る企業であり、入社後は、自分のスキルと知識を活かして、貴社の更なる成長に貢献したいと考えています。
ポイント:
前職での経験を具体的に伝え、自分の強みを活かしながらどのように貢献できるかを伝えると将来的なイメージがつきやすい。
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