Q. アパレル貿易事務のお仕事は何をしている?
A. 海外のメーカーや工場の窓口となり海外への輸出入をサポートする、お仕事になります。
輸出業務では、通関書類の作成や手続き、明細書や請求書発行、国際宅配便の手配をします。
輸入業務は通関書類の作成や通関手続き、商品を倉庫に入れるために社内の関連部署や倉庫との調整を行います。
Q. 必要な資格はあるの?
A. 特に必要な資格はありません。
ですが、英語で書類を作成したり、電話で英語で話すことがあります。
英語の資格だと、TOEIC 600点以上、英検準1級くらいはあると望ましいでしょう。
また通関士の資格や貿易実務検定、ディプロマ IATA/FIATAといった国際航空貨物輸送の資格などもあると、就職活動をする上で有利となるでしょう。
Q. 英語以外の語学は必要ですか?
A. 貿易の公用語は英語になります。
別の言語の担当者がいたとき、その言語を習得できる方は重宝されます。
Q. 未経験でも貿易事務になれるの?
A. 未経験でも貿易事務の求人を出している会社もあります。
最初は輸出入の英文書類作成やチェック、貿易に関するデータ入力など最初は入りやすい業務から入って、徐々に貿易事務の書類作成、業務の流れを習得しましょう。
Q. 英語を使用しない貿易事務はありますか?
A. あります。通関業者なら、日本企業とのやり取りがメインになるので英語を使用しません。通関業者は、商社やメーカーから輸出入通関・手配の依頼を受け、船会社・倉庫会社・輸送会社・税関・フォワーダーなどの企業とやり取りして輸出入手続きを代行します。英語は好きだけれど、英会話は苦手という方には、おすすめです。
Q. どういう人が貿易事務に向いていますか?
A. 書類の作成やデータ入力など、パソコンを使用しての作業がたくさんありますので作業の正確さとスピードが必要となります。英語が好きで淡々と作業をこなすことが得意な方が向いていると言えるでしょう。
Q. 通関士はどのようなお仕事でしょうか?
A. 輸出入の関税手続きのエキスパートで、貿易関連の唯一の国家資格になります。
輸出入を多く行う会社では関税の申告は自社で行うことは、かなり負担になりますので、この作業を請け負って行うのが通関士になります。
輸出入しようとする会社の取引書の内容をチェックし、問題がないかどうかの確認を行います。
書類を英語で記載することはありますが、定型的な内容が多いので、高度な英語力までは必要ありません。
グローバル化の進化で通関士の需要は今後伸びていくでしょう。
通関士の合格率は10%と難易度は高めですが、就職活動をする上で「貿易のエキスパート」と見なされ有利に働きます。