投稿日:2018年11月9日 | 最終更新日:2024年1月11日
「アパレル生産管理」は、洋服のデザインが決定してから製品になるまでの生産工程を、経営と販売計画に沿って管理していくお仕事です。
製品に適した工場(自社工場や提携工場)への発注から納入までの一連の業務を全て行っていきますので、工場とのパイプ役のほか、品質を維持したままコストを削減する原価交渉や工程管理が主な業務となります。華やかなアパレル業界を、裏方として支えるとてもやりがいのあるお仕事です。
いったいどのような経験やスキルが活かせるのでしょうか?
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語学力は必要ですか?
現在、多くの商品が海外の工場で生産されているため、海外とのやり取りも少なくありません。アパレル生産管理のお仕事では語学ができるととても有利です。レベルは日常~ビジネスレベル、など会社によって求められるレベルは様々です。
どのようにやり取りするのですか?
海外工場とのやり取りの手段は、英語、中国語が多く使われています。
現地のスタッフや関係者とコミュニケーションする機会が多くあります。
- メール・・・英文メールの作成や読解など。
- 電話・・・・英語や中国語での会話。インターネットを繋げてテレビ会議なども行う場合もあります。
他には、検品や工場管理の為の出張もあります。中国やアセアン地区がメインです。
海外工場のスタッフや関係者と日本語以外でのコミュニケーションする機会も多くあります。
コミュニケーション能力は高いと有利?
アパレル生産管理は、社内の他部署や国内、国外の工場、原料メーカー、付属メーカーなど、多くの人とやり取りしながら行います。
コミュニケーション能力は高い方が有利と言われています。
- どんなときも冷静に対応
予期せぬトラブルなども日常茶飯事です。どんなことが起こっても順序を考えて落ち着いて対応する力,/span>があると有利です。 - 情報の連携をしっかりと
商品をスムーズに動かすためには、人との連携をしっかりとることが必要となります。国内外問わず、人と情報伝達や情報交換ができ、信頼関係を築ける高いコミュニケーション能力があると良いでしょう。
専門的な知識は必要ですか?
アパレル生産管理になるには資格は必要ないと言われていますが、アパレル製品の知識、繊維の知識はあったほうが有利です。
アパレル業界以外から転職する場合は、まずは生産管理のアシスタント、事務からスタートし、経験をつんでいくのが良いでしょう。
最近では、「繊維製品品質管理士(TES)」を取得している方を優遇する求人も多くなってきています。
「繊維製品品質管理士(TES)」とは、Textiles Evaluation Specialistのことで、繊維製品の品質・性能の向上を図ったり、品質についてのクレームが出ないように、製品の製造や販売を行う企業の中で活躍するスペシャリストです。
繊維業界・アパレル業界で働いている方で、生産管理や品質管理に興味のある方は、勉強を始めてみてはいかがでしょうか。