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サスティナブル時代におけるアパレルの新時代ビジネス

投稿日:2020年11月24日 | 最終更新日:2024年1月10日

サスティナブル時代におけるアパレルの新時代ビジネス

前回はサスティナブルって何?ということから、
アパレル業界における大量生産と大量廃棄という今の時代が抱える問題についてお話させていただきました。そんな中、アパレル業界では新たな時代へと新ビジネスが増えています。
主には

・サブスクレンタルサービス
・タグ付け替え再販ビジネス
・D2Cビジネス

などが挙げられます。

サスティナブル問題に直結するものとそうでないものがありますが、
今回はサスティナブル時代におけるアパレルの新時代ビジネスについてお伝えします。

1) サブスクレンタルサービス

サブスクレンタルサービス

最近話題のサブスクの服レンタルサービスですが、かなり浸透してきたのではないでしょうか?
代表的な会社は「AirCloset」。
月6,800~12,800円までの3プランがあって、プランによって届く着数や交換できる回数、サイズ展開が異なります。

洋服はトレンドものほど数か月しか着れなくてその後は着れないから買うこと自体躊躇しますが、レンタルサービスなら洋服1着分程度の値段で毎月プロによるコーディネート で「今着たい」服が何着か送られてきて着ることが出来ます。
レンタルの前にはアンケートにも答えるので安心ですし、着た後の面倒なクリーニングが不要なのは嬉しいです。

・所有するよりもレンタルでいろいろな洋服が着たい!
・「今」着たい服をリーズナブルに楽しみたい!
・コーディネートに自信がない、自分に何が似合うか分からないので提案してもらいたい。
・自分とは違うセンスのコーディネートを楽しみたい!

という人にはちょうど良いサービスではないでしょうか?

また、ブランド品のレンタルサービスも話題です。
月6,800円で借りれる「ラクサス」などが有名です。

有名ブランドのバッグが欲しいけど、

・高くて買えないからレンタルでリーズナブルに済ませたい。
・所有するほどではないけど、御呼ばれや特別な時にちたい。

という時に使えて人気のサービスです。

昔は、車もですが所有すること自体が正義だったのが効率的に「必要な時に必要なだけ」という考え方の人が時代共に多くなっているようですね。


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2) タグ付け替え再販ビジネス

タグ付け替え再販ビジネス

次に紹介するのは タグ付け替え再販ビジネス です。

このサービスは最近話題になっていて増えてきている業種なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

この手のビジネスで有名なのは「Rename」です。

このビジネスこそアパレルの大量廃棄という社会問題に直面し、それがきっかけで生まれたビジネスです。
洋服は通常販売をされて売れないとセールをします。
それでも売れない場合は更に値下げをしてセール期間も長くとって売りますが、それでも売れないものは廃棄となります。

価格=価値

ブランド物は高級ブランドになるにつれてブランドという看板があるので、セールをするにも限界があります。
値下げをするとブランドに傷がつくからです。
百貨店でブランド物が売れなくても店頭で破格の値段でセールをしたりせずに、
セール期間も短くしてファミリーセールなどクローズドでセールするのはその理由です。

その為、売れ残ったら廃棄となります。

そこに目を付けたサービスがタグ付け替えのサービスです。
特別な倉庫で元のブランドが分からない様に信頼の元「Rename」のタグに付け替えられてネットで販売されるのでブランド側としても安心です。
消費者としても良質なブランド品がリーズナブルな値段で買えるという嬉しいサービスです。

しかし、ここ最近のアパレルの売り上げ不振でこのビジネスが更に拡大しているようですが、それは本末転倒だと思います。
再販する服が増えるほど

服が売れない⇒タグを付け替えて再販⇒正規の値段の服が売れない・・・

の悪循環になりそうですよね。
このビジネス自体は環境面とアパレル業界の救世主とも言えますが、
本来はブランド側が適正な量を適正な時期に売ることが重要ではないでしょうか?


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3)D2Cビジネス

D2Cビジネス

続いて紹介するのはD2Cビジネスです。

D2CとはDirect to Consumerの略です。

自ら企画、生産した商品を広告代理店や小売店を挟まずに消費者に直接販売する方法です。
SNSやWEBショップで消費者とコミュニケーションをとることで商品企画をして生産して販売します。
アパレルブランドを初めとしてコスメブランドでもこのビジネスを採用するところが増えています。

D2Cの良いところは、

・広告代理店や商社などを通さないのでその分コストを安く出来る。
・自身ブランドのファンやSNSのフォロワーに対して売るのでちゃんとファンが出来ていれば多少高くても売れる。

という点です。

また、出来るだけ良いものを必要な分だけ売りたいというブランドが多いので小ロットが基本です。
ブランドによってはサンプルを作成してそれをECサイトやSNSに載せて受注販売するところも多いです。
受注販売にすることでどれくらいの枚数を生産すればよいか計画が出来ますし、想定が付くので無駄な在庫を抱える心配もなく低リスクに抑えることができるのと、消費者とコミュニケーションを取りながら販売することで消費者を更にファンにすることも可能です。

最近、小ロットで生産可能なメーカーさんが増えてきていますし、ある繊維商社はD2Cに参入するとニュースになっていました。

3年ほど前はまだあまりなかったビジネス形態ですが、低リスクで個人でも参入がしやすいこともあってこの3年で急成長し、現在も成長中だと感じます。

D2Cブランドを手掛けているメーカーさんによると感染症の前に比べても今が盛り上がってきていると言っていました。
これからは「個人」が重要視される時代になると言われています。
人はストーリー性のあるものに心を動かされます
ブランドよりも「個人」を見てコンセプトやストーリー性が強くその物語に共感する物を選ぶようになるので
コンセプト作りやストーリー性というのが今後の売れるモノ作りになると思います。

今後は今までのように大量生産の物を買うだけではなく、レンタルを利用したり他にはない小ロットのデザインを購入したりと多様化し
自分のニーズやライフスタイルに合わせて自由な選択ができる時代になる中で消費者に選んでもらえるには
共感してもらえるコンセプトやストーリー作りが重要なポイントとなりそうです。


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