投稿日:2019年8月21日 | 最終更新日:2024年1月10日
Q.品質管理のお仕事はどのようなものでしょうか?
アパレルの品質管理とは名前の通り、洋服の品質を管理するお仕事になります。
洋服の左内側には素材(ポリエステルや綿など)の混率〇%や洗濯絵表示や製造会社名のラベルが付いているはずです。
こちらの表示は家庭用品品質表示法といった法律により、表示をするよう定められています。生地を検査機関へ送り水洗いして色が落ちないか、伸び縮みしないか、ある程度、力を加えて生地が裂けたりしないかなどを試験します。
試験後、色落ちする商品に関しては、水洗い不可の表示をつけることは簡単ですが、消費者からすると水洗いできないことで手に取りづらく、売上のことを考えと不利になります。だからといって緩和な表示をすると、生地不良や色落ちなどあった場合、お客様からのクレームになり会社の信頼を落とすことになります。品質管理はその辺の判断力が求められます。
色落ちする場合、すべての製品を水洗いして出荷したり、生地を加工したりして対策を取ります。
Q.では品質管理になるには、どうしたら、良いのでしょうか?
経験や判断力が求められるので、アパレル業界の営業や生産管理、製造部、企画から品質管理になるケースが多いですが服飾学校などで生地や繊維のことを学んでアパレルメーカーに入社する場合もあります。
Q.どんな方が向いているのでしょうか?
ある程度芯が強くないと言い負かされてしまうかもしれません。なぜその表示にしなくてはいけないか、社内の営業部に丁寧に説明して説得してもらうことが重要です。やわらかな物の言い回しや態度も大切ですのでコミュニケーション能力が大切です。
Q.品質管理の活躍の場は?
品質管理の活動の場はアパレルメーカー以外にも生地屋、製造工場、検査機関、百貨店、お客様相談センターなどたくさんあります。
品質管理の勤務先の割合はだいたい下記の通りです。
アパレル27.5% 検査機関:14.2% 商社・卸:11.2% 紡績・織物・編物・不織布:9.3%クリーニング:5.2% 染色加工:4.8% 百貨店・量販店・専門店:4.3% 通信販売:3.5%行政機関:2.3%など
活躍できる場は多く、洋服が好きな方にはおすすめのお仕事です。