投稿日:2019年11月12日 | 最終更新日:2024年1月10日
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なぜ生産管理は工程管理をするのか
まず、なぜ生産管理は工程管理をするのでしょうか。
その目的について挙げます。
1.製品の品質を維持するため
お客様のニーズにあった製品を生産し、その製品を納品し、お客様に購入していただくことで継続的な受注が可能になります。
2.納期を守るため
お客様の必要としているタイミングで、この季節に合った製品を納品することで販売活動が活発になり、生産活動が安定します。
3.生産期間を短縮するため
生産期間が短縮すると、スケジュールにも余裕が生まれ、計画通りに納品でき、お客様の信頼を得ることが出来ます。
4.生産性を上げるため
生産性は工場の機械や人の稼働率を上げる必要があり、作業能率や製造原価の低減をすることが出来ます。
生産管理と工程管理のそれぞれの違い
生産管理
生産管理は製品の品質やコスト、数量が計画通りに納品できるよう管理します。
そのためには「人・設備・材料」が必要になります。
製品の企画、材料の調達、製造、さらには出荷までの生産全体を管理することを指します。
工程管理
製品の品質、コスト、数量を納期までに生産するための管理を行う仕事です。
工程管理は主に納期を確保することが目的になります。
日程、納期管理を行うことを指します。
生産管理と工程管理は、どちらもモノづくりの現場に不可欠な仕事です。
工程管理は期日を守ることがメインですが、生産管理は計画から調達、製造、出荷の一連の流れの管理に関わります。
工程管理も生産管理の一部とも言えます。
生産管理は計画を立て、チェック・管理し、計画通りに生産が進んでいない場合には適切な対策を考えて現場に指示します。
アパレル生産管理の場合は、生産管理業務のなかに、工程管理業務が含まれていることが多いです。
生産管理の3要素
品質
消費者の要求にあっているか
過剰品質になっていないか
コスト
販売価格にあった作りになっているか
販売価格に合った資材・原料を使っているか
納期
リードタイム(発注から納品までに要する時間)を把握出来ているか
消費者の要求するリードタイムになっているか
無理な納期になっていないか
他にもたくさん管理する項目はたくさんありますが、品質、コスト、納期の3つが生産管理にとって特に重要な項目になります。