投稿日:2018年8月10日 | 最終更新日:2024年6月26日
「パタンナー」として働くために必須となる学歴や資格などは、特にありません。自身がなりたいと思い、パタンナーのお仕事案件を受けて合格すれば、パタンナーという職種に就くことができますが、企業が未経験者やパターンの知識がない人を採用するケースは非常に少なく、パターンを独学で勉強をして就くことは難しいのが現状です。
ウインネットからパタンナーのお仕事に採用が決定し、現在も活躍されている方の学歴を見ると、「ファッション系の専門学校」でパターンの知識や技術を学んだ人が多く、パタンナーの職で活躍するには、このような種類の学校を卒業するのが一番の近道ではないかと思います。
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まだお仕事経験がなく、これからパタンナーとして活躍していきたいと思っている方
ファッション系の専門学校か、服飾系学科のある大学、短大で学んだ後、アパレルメーカーや専門商社に就職するのが近道です。ファッション系の専門学校では、服作りやパターン作成に必要な知識と技術の他にも、ファッション業界全体について学ぶことができます。卒業後は企業でパタンナーのアシスタントとして下積みをしながら技術を徐々に身につけていってください。
既に別の職種で働いていて、これからパタンナーを目指したいと思っている方
例えば現在アパレル業界で別の職種で活躍されている方は、通信教育や定時制の専門学校に通い、働きながらパターンの勉強をすることをお勧めします。
パタンナーは職種別で見ると、他の職種よりも企業の定着率が高く、1社で長い時間をかけて働きながら技術を身につける方が多い職種です。よって、求人もあまり頻繁に出るというわけではありませんので、じっくりと時間をかけて転職活動をすることをお勧めします。
企業のパタンナー採用について ~実技試験~
ウインネットに寄せられているパタンナー案件の多くは、実技試験が課されています。
採用までの流れは、まずは書類選考 → 面接 → 実技試験、そして内定となるのが一般的です。
実技試験は企業によって異なりますが、多くは企業が指定するデザイン画からパターンを起こすという試験になります。
時間が1時間半から2時間くらい設定され、1着のパターンを仕上げます。
中にはトワルチェックまで行う場合もあります。このような実技試験では、スピードやトワルの仕上がりを審査されますので、決められた終了時間をきっちり守り、デザインに忠実に仕上げることが求められます。
パタンナーになったら
ウインネットで扱っているパタンナーの求人の多くは、アパレルメーカーや、OEM・ODM会社、専門商社などがあります。このような企業で、半年以上先の店頭に並ぶ商品の流行を日々作り出すお仕事をしていますので、毎日朝から夜遅くまで洋服作りに勤しんでいます。
- CADを使ってパターンを作成
- 工場へサンプル作成の指示
- 先上げ、納品前サンプルの検品、チェック
- デザイナー、営業、生産管理、とのミーティング
土曜日、日曜日がお休みの企業が殆どですが、お休みの日でも、街に出てお店をチェックしながら歩く「市場調査」をおこなう方も多くいます。パタンナーですと、売り場に並ぶ商品を実際に手にとって、洋服のラインや縫製を詳しく見てしまうとか。また、道行く人を観察して、今、どういう服が流行っているのか、アンテナを張り巡らすことも大切なようです。