投稿日:2018年8月24日 | 最終更新日:2025年1月15日
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そもそもアパレル品質管理とは?
Q.品質管理のお仕事はどのようなものでしょうか?
アパレルの品質管理とは名前の通り、洋服の品質を管理するお仕事になります。
洋服の左内側には素材(ポリエステルや綿など)の混率〇%や洗濯絵表示や製造会社名のラベルが付いているはずです。
こちらの表示は家庭用品品質表示法といった法律により、表示をするよう定められています。
生地を検査機関へ送り水洗いして色が落ちないか、伸び縮みしないか、ある程度、力を加えて生地が裂けたりしないかなどを試験します。
試験後、色落ちする商品に関しては、水洗い不可の表示をつけることは簡単ですが、消費者からすると水洗いできないことで手に取りづらく、売上のことを考えと不利になります。
だからといって緩和な表示をすると、生地不良や色落ちなどあった場合、お客様からのクレームになり会社の信頼を落とすことになります。
品質管理はその辺の判断力が求められます。
色落ちする場合、すべての製品を水洗いして出荷したり、生地を加工したりして対策を取ります。
Q.では品質管理になるには、どうしたら、良いのでしょうか?
経験や判断力が求められるので、アパレル業界の営業や生産管理、製造部、企画から品質管理になるケースが多いですが服飾学校などで生地や繊維のことを学んでアパレルメーカーに入社する場合もあります。
Q.どんな方が向いているのでしょうか?
ある程度芯が強くないと言い負かされてしまうかもしれません。
なぜその表示にしなくてはいけないか、社内の営業部に丁寧に説明して説得してもらうことが重要です。
やわらかな物の言い回しや態度も大切ですのでコミュニケーション能力が大切です。
Q.品質管理の活躍の場は?
品質管理の活動の場はアパレルメーカー以外にも生地屋、製造工場、検査機関、百貨店、お客様相談センターなどたくさんあります。
品質管理の勤務先の割合はだいたい下記の通りです。
アパレル27.5%
検査機関:14.2%
商社・卸:11.2%
紡績・織物・編物・不織布:9.3%
クリーニング:5.2%
染色加工:4.8%
百貨店・量販店・専門店:4.3%
通信販売:3.5%
行政機関:2.3%
など
活躍できる場は多く、洋服が好きな方にはおすすめのお仕事です。
アパレル品質管理が持っていると有利な資格
- 繊維製品品質管理士(TES)(一般社団法人 日本衣料管理協会)
- 衣料管理士(TA)(一般社団法人 日本衣料管理協会)
日本衣料管理協会で認定している資格に
- 繊維製品品質管理士(Textiles Evaluation Specialist.略称: TES)
- 衣料管理士(Textiles Advisor.略称:TA)
の2種類の資格があります。
大学教育によって知識・技術を授ける衣料管理士(TA)制度が昭和46年に誕生し、
その10年後の昭和56年に、TAの教育内容をベースにTES試験内容が通商産業省(現経済産業省)において検討され、
概ねTAと同様の資格要件をもつTES制度が発足しました。
現在は一般社団法人日本衣料管理協会に引き継がれていて、年に1回、7月に認定試験が行われています。
TAとTESは、制度の狙いや資格要件は同じですが、
TAが大学教育の成果に基づいて認定が行われるのに対して、
TESは試験によって認定されるところが違います。
TA、TESは、繊維に関わるあらゆる知識を取得していることを証明する資格であり、
アパレル業界だけでなく、繊維業界に携わる人が多く取得しています。
繊維製品品質管理士(TextilesEvaluationSpecialist=TES)
消費者に供給される繊維製品の品質・性能の向上を図ったり、
繊維製品の品質について消費者からクレームが出ないように、製品の製造や販売を行う企業の中で活躍するスペシャリストです。
試験は、短答式と記述式の2つに分かれ、
短答式では繊維製品の品質管理の業務に必要とされる基礎知識、
記述式では事例と論文にて識見および応用能力
が問われます。
織物に関わる、繊維・製造・染色・品質などが幅広く出題されますが、特に消費者との関係(クレーム対応など)も含んでいて、
単に知識を問うだけではなく、業界と消費者の両方の目線を持っていることが期待される資格です。
ウインネットに寄せられている案件ですと、
「アパレル生産管理」や「アパレル品質管理」、「OEM/ODM生産管理」のお仕事でTES資格を持っていると、
取引先に対して技術・品質面で安心感を与えることができます。
生産管理の業務で、
“商品がアパレルメーカーや販売店が定めている品質管理基準を満たしているか”
どうかをチェックしたり、
品質管理の業務では
“洋服の裏についている品質絵表示を作成指示をする”
ことがあり、勉強した内容が活かされます。
また、業種が違っても相互にTESであると共通基盤に立てて商談や交渉をスムースに運ぶことができます。
◇試験日:年1回(7月)
試験科目は5科目です。合格科目の有効期限は3年間です。(取りだめ式)
- 繊維に関する一般知識
- 家庭用繊維製品の製造と品質に関する知識
- 家庭用繊維製品の流通、消費と消費者問題に関する知識
- 事例
- 論文
どなたでも、受検できます。
※永久資格ではなく、有効期限が5年間で更新には登録更新試験に合格する必要があります。
衣料管理士(Textile Adviser=TA)
TAは、繊維製品に関する素材および生産・流通・消費等の分野を体系的に学び、
それらに関する基礎知識を身につけた人で、最新ファッションのアパレルからインテリア用品、雑貨まで、
私たちの生活を豊かに彩る繊維製品の企画・設計/販売/品質保証/消費者対応について、
豊富な知識と技術、知恵と工夫を活かして、人々に貢献するプロフェッショナルです。
◇TA養成大学を卒業した人の取得を原則としており、TA養成大学で所定のカリキュラムを履修して卒業する学生に、TA認定証が交付されます。
ウインネットに寄せられている、「アパレル品質管理」、「アパレル生産管理」、「OEM/ODM生産管理」のお仕事案件では、
必須ではありませんが、持っていると大変有利な資格です。
アパレル業界でのお仕事経験があり、OEM・ODM生産管理や品質管理のお仕事に興味がある方は、
繊維製品品質管理士(TES)を勉強して取得することをおすすめします。