投稿日:2018年10月27日 | 最終更新日:2024年1月10日
アパレルのデザイナーというとレディースデザイナーの印象が強いですが、メンズのデザイナーになりたいという方もいらっしゃるでしょう。
今回はメンズデザイナーの仕事の内容についてお答えしていきます。
Table of Contents
◎「メンズデザイナー」を目指したいのですが、どのような方向性があると思いますか?
一言にメンズデザイナーと言ってもジャンルはいくつかありますが、大きく分けるとしたら4つになると思います。
- ジーニングカジュアル ・・・所謂、デニムなどに合わせるカジュアル着。
- セミカジュアル ・・・ 1よりも少しきれいめなカジュアル着。
- スーツスタイル ・・・オフィスでも着れそうなものからドレスまで含めたスーツスタイル。
- スポーツ ・・・スポーツテイストまたはスポーツの際に着る服。
まずは、どのジャンルのデザインを自分がやりたいのか?を考えてみましょう。
どのジャンルのデザインをやりたいかによって身につけておきたい知識が全く異なります。
◎ カジュアル服のデザインをするのに必要な知識は何がありますか?
カジュアルテイストの服をデザインするのにまず知っておきたい知識は「カットソー」と「デニム」です。
メンズのカジュアルスタイルを作るのに必要不可欠なアイテムだからです。
これから洋服の知識をつけていきたいのであれば、まずはカットソーの知識を付けるのがおすすめです。
カットソーはメンズのアイテムの中でも、アイテム的に難易度が低く、メンズの場合はパターンが必要なアイテムも殆ど無いためです。
また、次につけていただきたいのはデニムの知識です。
デニムは必ずスタイリングに必要なアイテムです。
もし、あなたがデニムが大好きでデニムの知識を付けたい!という事でしたら、デニムを極めていくのも良いでしょう。
会社によっては、デニムは「デニム担当」という担当が設けられている会社もあるくらいです。
デニムは奥がとても深い素材なのと、工場もデニム専門の工場になるので、そのように担当が設けられているのです。
◎スーツスタイルのデザイナーになるためにはどんな知識が必要ですか?
スーツスタイルを作るのに一番重要なのは「パターン」でしょう。
デザイナーであっても、パターンの知識を付けておくとよいと思います。
いくら素敵なデザインであっても、パターンが良くないと一気に格好悪く見えますし、安く見えます。
また、パターンと同時に身に付けておきたい知識は「素材」です。
素材については、どのジャンルに携わるとしても必要な知識ですが、より重要だと思います。
スーツスタイルを好む方は、ただ恰好良く見えればよいというファッションではなく、それなりに素材にも目が肥えている方が殆どです。
目の肥えたお客さんを引き込むためにはそれ以上の素材の知識が必要でしょう。
また、欧米の 伝統的な 布帛の素材が好きな方にもとても向いていると思います。
◎スポーツスタイルのデザイナーになるためにはどんな知識が必要ですか?
スポーツスタイルに一番必要なのは、「機能」です。
機能と言っても色々ありますが、主にはスポーツをするのに効果的なパターンや機能素材に対する知識でしょう。
機能素材には
- 吸水速乾
- 吸湿発熱
などの一般的な洋服にも使われる機能からスポーツ用の服特有の機能まで幅が広く、その機能素材の開発が一つの鍵となります。
◎その他デザイナーとしての仕事にはどんな仕事がありますか?
基本的に仕事の内容はレディースと変わりありません。
ターゲットとなるお店をリサーチをしてデザインや素材の提案をしたらサンプル作成をし、出来たらサンプルチェックと修正の依頼をしていきます。