投稿日:2020年9月27日 | 最終更新日:2024年1月10日
「業務委託デザイナーの働き方」についてお話させていただきます。アパレル業界には
・契約社員
・業務委託
の3つの働き方があることをお伝えしました。
今回はこの中で業務委託デザイナーの働き方について焦点を当ててみたいと思います。
Table of Contents
業務委託デザイナーの働き方の実態とは?
業務委託契約をしている人の中でもいくつかの働き方に分けられます。
企業デザイナーとして専属の企業に就いてお仕事をするタイプ
2)企業デザイナー+フリーランスタイプ
企業デザイナーとして企業に属しながら、他の企業のお仕事もしているタイプ
3)完全フリーランスタイプ
企業には属さず、あるプロジェクトや案件ごとに契約してお仕事をするタイプ
主にはこの3タイプに分けられると思います。
それぞれの働き方や向いているタイプについて詳しく見てみましょう。
1)企業デザイナーのみタイプ
企業デザイナーとして専属の企業に就いてお仕事をするタイプ。
このタイプは基本的には社員と同じように企業に出勤をしてお仕事をしますが、社員と異なるのは契約内容や専門分野に特化してお仕事をします。
専門分野に特化してお仕事をしたいけど、特にフリーランスなどの活動をする予定が無く、毎月安定してお仕事をしてお給料をいただきたい方に合っている働き方です。
2)企業デザイナー+フリーランスタイプ
企業デザイナーとして企業に属しながら、他の企業のお仕事もしているタイプ。
このタイプはメインのお仕事は1)のタイプと同じように企業デザイナーでありながら、他の企業や個人向けにフリーランスでもお仕事をするタイプです。
・会社での仕事もやりがいがあるけれど、他のお仕事もやってみたい。
・いきなりフリーランスになるのは勇気がいるけど、自分の力を試してみたい。
・会社の以外に挑戦してみたいことがある。
というタイプにオススメです。
企業デザイナーという収入がありながら、個人でも活動をすることが出来るので、収入面に不安のある方でもリスクが少なく働くことができます。
3)完全フリーランスタイプ
企業には属さず、プロジェクトや案件ごとに契約してお仕事をするタイプ
このタイプは
・企業に縛られたくない
・個人の実力で仕事したい
という人にオススメです。
ただ、収入面としてはいきなりフリーランスになるのはリスクがあるので、ある程度の経験やお仕事をいただけるツテが出来てから挑戦した方がよいです。
また、完全に個人での勝負になるので、契約先との給料や業務量の交渉力も必要になります。
企業デザイナー+フリーランスの働き方の実態について
普通に社員や契約社員としてしか働いたことが無いと、企業デザイナーをしながらフリーランスでお仕事をすることに興味があっても、
実態はどうなの?って人もいますよね?
業務委託契約の場合、業務委託契約する企業と
・何時から何時まで
・成果報酬
・特に時間の縛りは無く、契約内容をこなせばOK
などの契約をします。
業務委託は基本的には契約範囲内のお仕事をこなせばOKですので、週の残りの時間で自分のキャパと相談をしてお仕事を入れればよいのです。
フリーランスのお仕事にも種類があって、
2)継続的なもの
があります。
自分の出来る範囲内で組み合わせるとよいでしょう。
スポットだけだと、次にいつお仕事がくるか分からないので、継続的にいただけるお仕事をしながら、余裕があれば単発のお仕事を受けていく方法がオススメです。
また、フリーのお仕事もしたいけど、企業デザイナーしながらだとお仕事を中々いただけないんじゃないか。という不安もあると思います。
しかし今の世の中、企業も人件費にあまりお金をかけたくないので、少ない人材を雇って残りを社外にアウトソーシングしていくという流れになって来ているため、ある意味チャンスと言えます。
実際に筆者も業務委託のデザイナーとして企業で働きながら、フリーランスでもお仕事をしていますが、
勤めている企業でも私の不得意分野はそれが得意な外注さんにお願いをしていますし、逆にフリーランスのお仕事については私の力を貸してほしいという企業さんからお仕事をいただいているという状況です。
人件費の問題のみならず、デザイナーは企業や案件との相性もあるため、その方が企業側もお仕事をいただく側もリスクが少ないですし、企業側は得意分野でより専門性のある人に依頼することで社内の人だけでは出てこない企画のアイディアを効率的に取り入れることができるメリットもあります。
一つ言えるのは、このような案件はツテで回ってくることが多いので、横のつながりを持って信頼関係を作ってお仕事の依頼をいただくことが出来れば、継続的にお仕事をいただくことができます。
その為にもまずは実績を作ることが大事ですね。
今後の働き方について
現在、感染症の影響で在宅ワークが多くなってきている状況ですので、これを一つのチャンスと捉えて、今まで通勤時間に費やしていた、例えば1日2時間からフリーランスのお仕事に挑戦してみるということも選択肢の一つとして考えてみてもよいかもしれませんね。
気になっていたけどいきなり転職は難しい・・・という時でも挑戦がしやすいのと、自分のスキルや知識の幅も広がるので、本業のお仕事に還元することも可能です。
しかし、本業のお仕事に影響が無い様に留意することやフリーランスでお仕事する上での守秘義務は厳守する必要があるのでその点は注意しましょう。