投稿日:2020年11月19日 | 最終更新日:2024年1月10日
①メーカー
②商社
③アパレル
④小売業
②商社
③アパレル
④小売業
それぞれの役割分担の中で、最もデザイナー職を必要とするのは、③アパレルです。独自のブランドを持ち、MD、パタンナーや生産管理担当者とチームを組んで企画業務に当たります。
最近は、レディースでよくみられるのですが、デザイナーを置かず、MD及びセレクターだけでチームを構成、デザイン業務、生産管理を商社やメーカーに委託するやり方です。これはアパレルが企画経費を低減し、企画のマンネリを防ぐことなどが目的です。
そこで、①メーカーや②商社にもデザイナーの活躍する部署があるわけです。
大手総合商社は繊維カンパニー(子会社)を、また、繊維専門商社は企画部署を設けています。ここでは、得意先であるアパレルのMDとコンセプトや商品構成について打ち合わせながら、OEM、ODMの企画・生産業務を行います。
④小売業ですが、これは直営店を中心に展開している企業が企画機能を持った形態です。商品のすべてを企画する企業もあれば、アパレルから仕入しながら一部を自社企画とする場合もあります。
以上、大きく分けたデザイン業務の類別ですが、最近は新型コロナウイルスの影響を受け、リアル店舗の売上は各社苦境に陥っています。一方、EC(ネット通販)が大きく伸びてきました。この状態がどれくらい続くのか、読みづらいので難しいのですが、まずは自分の性格や得意な分野を見直し、長く続けられる働き方を考えてみてはいかがでしょう。