投稿日:2022年4月21日 | 最終更新日:2024年1月10日
ご自身でも、身の回りのアパレルブランドやショップのニュースを見聞きして、業界の変化を肌で感じた方は多いことでしょう。
今回は「OEMデザイナーの将来性」についてお話しします。
まずは業界全体の動向をしっかりと把握し、OEMデザイナーとして今後どうあるべきかを考えていきましょう。
Table of Contents
アパレル業界の現状について
現在、アパレル業界全体の市場規模は縮小傾向にあると言われています。
主な原因としてコロナ禍による景気の悪化が第一に挙げられるでしょう。ファッションは嗜好品要素が強く、必要最低限の支出とする人が増えているためです。また、在宅勤務や外出自粛の影響も重なり、衣料品そのものの購入機会が減っているのです。
一方で、低コスト志向によるファストファッションの売上は好調です。少し前までは 「ファストファッション=安かろう悪かろう」 という認識がありましたが裁縫技術や生産技術の向上により安くても良い商品が多く登場したためです。また、ECサイトでの販売は年々拡大しており、実店舗よりECサイトの売上が高いことも多くあります。アフターコロナに向け、国内外のさまざまなチャネルで販路を開拓していくことがアパレル業界回復の突破口となるでしょう。
アパレルOEMメーカーの重要性
生産機能を持たないアパレル企業にとって、OEM企業は欠かせない存在です。
特に昨今の景気悪化の影響を受けるアパレル企業では、OEM企業を利用し生産過程でのコスト削減を狙っています。生産機能を持たなければ、施設維持費や人件費がかからないためです。また、生産部分の管理を行わない分、企画やマーケティングなどの作業に専念できることも魅力とされています。
また近頃は、アパレル企業だけでなくYouTuberやインフルエンサーによる「ノウハウはないが、ファッションブランドを持ちたい」という需要が高まっています。アパレルOEM企業は今後も幅広いファッション製品を手がけていくことになるでしょう。
企業が求めるOEMデザイナー像
このように、アパレル業界にとって重要な役割を果たすOEM企業において
今後も活躍できる人材はどのような人なのでしょうか。
実際に求人に出されている 「求める人物像」 や 「歓迎スキル」 を集めました。
OEMデザイナーとして働く上でまず大切なことです。自らの個性を前面に出すのではなく、クライアントからの要望に沿ったデザインをできる力が必要となります。
OEMデザイナーの魅力は、幅広いジャンル・テイストのデザインができることですが、様々な世界観を受け入れる柔軟性も必要と言えます。
得意先との打ち合わせに同席することも多いOEMデザイナー。まずは商談の場に抵抗がない方、要望を汲み取る傾聴力のある方、そしてデザインを簡潔に説明できる提案力のある方が歓迎されています。
素材やパターンの知識は必須と言えるでしょう。またillustratorなどのデザインソフトやWord・ExcelなどのPCソフトを扱えると役立ちます。
近年はASEANをはじめとする海外工場での生産も多くなってきているため、英語や中国語で指示書が書ける方は重宝されるでしょう。
上記に当てはまる方は、自信をもってこれからも邁進していってください。
足りないスキルがあるな、と思った方はその部分をこれから伸ばしていけばいいのです。
まとめ
今後も、生活に必須の衣料品の需要がゼロになることはありません。また、低コスト志向が一般的となっても、ファッションを楽しむ消費者は存在し続けるはずです。まずは世間のトレンドや情勢に左右されやすい業界であることを理解し、その上でデザイナーとして個々のスキルを磨いていくことで、市場価値を高めていきましょう。
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