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アパレル企画の仕事内容とは?デザイナーとの違いについて解説

投稿日:2024年3月19日 | 最終更新日:2024年3月19日

アパレル企画の仕事内容とは?デザイナーとの違いについて解説
アパレル業界というと販売員が目立つのでイメージされる方も多いでしょうが、世の中のアパレル商品が存在する裏側にはアパレル企画の人たちの存在のおかげといえます。


アパレル企画の仕事とは

企画の仕事はゼロから生み出すクリエイティブな仕事で、ファッションプランナーとも呼ばれます。
アパレル業界の企画は大きく分けて「商品企画」と「営業企画」の2つに分かれます。

その中でも商品企画はブランドのコンセプトに合わせて、市場のトレンドやターゲットニーズを元に商品の企画をする仕事になります。
企画というとデザインをする仕事と思われるかもしれませんが、デザインだけをするのではなく、商品の企画段階から販売するまでのすべての過程に関わるのが企画の仕事です。
そのため、MDやデザイナー、生産管理などと常に連携をして仕事を行います。

また、企画の仕事の中でも特に大事なのがリサーチです。
企画には新しいアイディアを求められることが多くターゲットニーズ理解が必要となるので、売れる商品を生み出すために常にリサーチを行い、常にアパレルに限らず他業種も含めたさまざまなモノ・コトの情報にアンテナを張って情報収集し企画に役立てます。


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アパレル企画とデザイナーの違い

企画というと、デザイナーとは違うの?と思う方も多いかと思います。
企画とデザイナーは似ていますが違いがあります。

2つの違いはその仕事の目的の違いにあります。

商品企画は、「いま何が売れるのか」「次に何が流行るのか」といったトレンドや顧客ニーズをベースに製品のコンセプトや商品構成を考えますが、デザイナーは、コンセプトを元にアイディアからデザインするクリエイティブな仕事になります。

また、商品企画は企画〜販売にまでに携わるので全体像を見ながら仕事をする必要がありますが、デザイナーは主に商品のデザイン面にフォーカスをし、商品のデザインから、素材や色、仕様面を監修して製品にするまでが仕事になります。

企画とデザイナーは連携をして製品にするために協働しますが、それぞれの専門性や役割は異なります。


アパレル企画の仕事内容


アパレル企画の仕事内容

では、アパレル企画はどんな仕事をしているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。


トレンドや競合リサーチ

まず大事なのがこのトレンドと競合のリサーチです。
企画をする上で、自分の頭の中にあるデザインをそのまま商品にすることは独りよがりなデザインになってしまう可能性があるのとアパレル業界のトレンドは移り変わりも早いで最新トレンドを常に追っておく必要があります。

そのためしっかり顧客ニーズを知るためにリサーチをする必要があります。
また、同時に必要なのが競合のリサーチです。
競合では
・どんな商品が出ていて
・どんな商品が売れているのか

ということをリサーチしていくことで戦略的に商品企画をすることができ、リサーチをすることでヒット商品も生み出しやすくなります。

リサーチをする場所としては
 ・店頭
 ・ネット
 ・SNS
 ・展示会
   などになります。

これらで情報収集したことを元に企画を行います。

時には海外出張をしてリサーチを行う場合もあります。


トレンドのリサーチ


新商品の戦略立案

リサーチをした上で次に行うのが次のシーズンの企画案を考えることです。
ここが企画の仕事の中で最もボリュームのある部分になります。

 ・次のシーズンのコンセプト
 ・アイテム商品構成
 ・デザイン
 ・生地選定
 ・生産計画数量と予算だし
 ・販売計画
   までの仕事を行います。

そのため、アパレルの企画は商品の企画段階から生産までトータルで理解し、売上げや生産などの数字に大きく関わっていく仕事になります。


素材・副資材の調達

素材や副資材の調達をするのも企画の仕事です。
商品のデザインが決まったら、生地や素材、副資材の当て込みも行います。
デザインイメージ合う素材や副資材をデザイナーや営業と連動して探していきますが、大事なのはコスト面も考慮して探していくということです。
素材は生産地によってもコストや品質、見つかるデザインなども様々なため、場合によっては海外出張もします。
また、どんなにイメージが合ってもコストが見合わない場合はコスト交渉をする必要もあり、最終的には営業企画が行いますが、サンプル段階では商品企画もコスト交渉をします。


サンプル作成の指示とチェック

企画はサンプル作成前の指示書作成から工場指示までを行います。
デザイナーとの打ち合わせをし、決定したデザインを元に指示書やパターン、素材の連絡をしてサンプル作成を行っていきますが、できてきたサンプルが指示通りにできていたかをチェックします。

チェックするポイントとしては
 ・サイズ
 ・素材
 ・縫製
 ・着心地
   など
  になります。

デザイナーも含めてサンプルのチェックを行い、修正がある場合は工場へ修正サンプルの依頼を行います。

また、事前に工場へは指示通りの仕様が量産時に可能なのかの確認を行なっておく必要があり、問題がある場合はサンプルが上がってきた時点でデザイナーと打ち合わせをして仕様の変更を行う必要があります。

指示通りのデザインが量産でできたとしても、工場側で縫製しやすい仕様があったり、コスト面でメリットのある仕様がある場合があるので、確認をしておくことでスムーズに量産に進むことができます。


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アパレルのやりがいとは


アパレルのやりがいとは


イメージした商品を形にできる

アパレルデザイナーとしての最大のやりがいの一つは、自分のイメージした商品が実際に形になることです。
トレンドリサーチを行った上で、競合ブランドとは同じデザインにならないよう、自社ブランドに合ったデザインに具体的に落とし込み、素材や色の選定をしてサンプル作成します。
また、商品化に向けてもサンプルチェックや量産に向けての指示などの工程を経て製品化され販売されますが、デザインをした製品が実際に店頭に並び販売されている様子を見るのは感慨深いです。


トレンドの中心に立てる

ファッション業界のトレンドの中心に立てるのもやりがいの一つです。

アパレルの商品はシーズンごとに新しい商品を出し続けていきますが、特にアパレル業界の流行が日々変わりゆく中で自分の企画した商品が売れた時はトレンドの中心にいる実感とともにやりがいを感じます。
また、店頭で実際に購入されている方を見たり、街中で実際に着用している人を見かけたときの喜びは感慨深いです。


売り上げを作ることで会社に貢献できる

会社に対して売上で貢献できるのもやりがいの一つです。
会社にとって数字はとても大事なため、その中で自分が携わった製品の売り上げが良かった際は喜びも大きくなります。
また、会社の中でも自分の仕事が仕事が売り上げと言う形で明確に数字で現れるので、やりがいと共に次の仕事へのモチベーションにつなげることができます。



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アパレル企画になるために必要なスキルや資格は?

では、実際にアパレルの企画になるためにはどのようにしたらなれるのでしょうか。
アパレルの企画になるために必要なスキルや資格についてお伝えしますが、アパレルの企画はデザインすることはもちろん、製品化までの様々な工程に関わるため様々なスキルや知識を知る必要があります。


必要なスキル


必要なスキル

アパレルの企画は世の中のトレンドやターゲットニーズを知り、商品に落とし込む仕事のため、常にアンテナを張って情報収集し、トレンドを読み解く力が必要となります。その上で自社ブランドに合わせて商品の落とし込みをする力も大事となります。

また、企画の仕事は営業やMD、生産管理、デザイナー、工場などと連動をして仕事をしていくため、コミュニケーション能力は必須です。
・どんなデザインにしたいのか?
・どんな素材を使いたいのか?
  など具体的に言語化をして伝える力も必要ですし、MDやデザイナーの意図を汲みとる力が必要です。コミュニケーションがうまくいかないと思い描いた商品を作ることができません。


求められる資格

アパレルの企画には製品を生み出すために多くの引き出しが必要となりますが、アパレルの企画になるのに必須の資格というのはありません。
しかし、資格を持っているとキャリアアップにつながることもあります。中でも持っておくと良い資格は「ファッションビジネス能力検定試験」です。

ファッションビジネス能力検定資格では、アパレル業界の標準として認知され、ビジネス、マーケティング、ブランディングなどの分野での知識とスキルを証明することができます。
また、基本的なことから専門知識まで学ぶためには専門学校で学ぶことも一つの手になります。


アパレル企画に向いている人

では、アパレル企画に向いているのはどんな人になるでしょうか。ここでは、アパレルの企画に向いている人について伝えます。


コミュニケーションが好き・得意な人

アパレルの企画は社内外の人と連動をして仕事をするため、コミュニケーションが得意な人が向いています。
打ち合わせにもヒアリング能力や伝える能力が必要ですし、サンプル作成から生産までにも明確に作りたい服について伝えたり、納期やコスト交渉など多くのコミュニケーションの元に仕事が成り立ちます。
そのため、コミュニケーションが得意で好きな人が向いています。


臨機応変な人

商品企画〜サンプル作成、生産までにはトラブルがつきものです。
どんなに無くしたくても正直トラブルは起こってしまうことがあるのがこの業界です。急な企画変更や量産時のトラブルが起きても、取り乱すことなく臨機応変に対応できる人が向いています。


責任感の強い人

アパレルの企画は製品化をするためには製品納期が必須となります。
製品納期までにも多くの工程があり、それぞれに納期があります。そのため、納期に対してスケジュール管理に責任を持って進めることができます。
また、会社の数字に貢献することももちろん重要です。売り上げにつながるような商品企画ができるように数字に関しても意識を持って企画ができる人が向いています。


トレンドに敏感な人

トレンドを牽引する存在にもなるのと、世の中のトレンドの流れを読み解く必要があるのでトレンドには常にアンテナを張っておく必要があります。
敏感にトレンドをキャッチして企画に組み込める人が向いています。

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アパレル企画におすすめの資格

アパレルの企画になるのに特に資格の取得は必須ではないとお伝えはしましたが、持っていると役立つ資格はあるので、特におすすめの資格をお伝えします。


ファッションビジネス能力検定

ファッション業界で働くための基礎知識やスキルを証明する資格になります。
この検定では、ファッション業界における商品知識、販売技術、接客スキル、ビジュアルマーチャンダイジング(商品の陳列方法)など、ファッション販売に関連する幅広い知識と技術を問い、ファッションビジネスにおける専門知識とスキルを証明し、就職やキャリアアップに役立ちます。


繊維製品品質管理士

繊維製品の品質管理に関する専門的な知識や技能を持つ資格です。
製品の品質評価や検査方法、品質管理システムの構築など、製品の品質向上に関する幅広い領域をカバーしています。この資格を持つことで、製品の品質に関する専門知識を証明し、繊維産業や関連業界でのキャリアアップや信頼性の向上に貢献することができます。


衣料管理士

衣料品業界における管理に関する専門的な知識を持つ資格です。
生産管理や在庫管理、販売管理、顧客サービスなど、衣料品の全般的な管理業務に関するスキルを身に付けます。この資格を持つことで、企業内でのキャリアアップや、顧客満足度の向上、効率的な業務遂行に貢献できます。

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アパレル企画は未経験や新卒でもなれる?

アパレル企画の仕事をしたいと思っても未経験や新卒の人がいきなりなれるわけではありません。

アパレルブランドの企画の多くの場合は1年ほどは店頭販売の仕事からスタートをし、お客様ニーズを知ることから始めます。
というのもアパレル企画の仕事は消費者の求めている商品が何なのかを知る必要があります。
それは消費者ニーズを理解せずに商品を作って販売しても売れる商品にならないためです。
また、アパレルブランドでなくてもOEMメーカーや商社でアパレル企画になることは可能ではありますが、未経験でなることは難しいでしょう。

そのため、企業に入ってアパレルの企画になることを考えている場合は専門学校や服飾の専攻がある大学に進学するのが早道となります。


アパレル企画は未経験や新卒でもなれる?


まとめ

いかがでしたか?
アパレルの企画になるためには幅広い知識とスキルが必要となります。大変なこともありますが、製品化された服を実際に見ることができたりやりがいも多い仕事になります。


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Writer Profile

ヴェッド 好美

Occupation
アパレルデザイナー&SNS集客サポート
Career
アパレルデザイナー20年以上

アパレル系企画会社→繊維商社3社経験

ヤングカジュアルブランドを中心に量販店〜駅ビル系、百貨店ブランドまで30ブランド以上の企画を経験。

現在は繊維商社にて業務委託デザイナーで企業ブランド向けデザイナーをしながらインフルエンサーブランドのデザイナー、ブランド立ち上げ サポートやSNS集客サポートなどフリーランスとして活動中。

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