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アパレル業界のオンラインビジネスの可能性

投稿日:2020年12月3日 | 最終更新日:2024年1月10日

アパレル業界のオンラインビジネスの可能性

 

2020年はオンライン〇〇が流行語に入るほどオンラインで会議をしたり、
飲み会をしたりとオンラインを活用してお仕事をしたり習い事をしたりすることに注目が当たった年でした。

以前はオンラインを活用することで移動時間が無くなり、遠方でも関係なく顔を見ながら打合せもできて便利だよね。
といった程度だったのが今や無くてはならないツールになったことは言うまでもありません。

アパレル業界のお仕事に関してもオンラインの波は確実に来ています。
今回は「アパレル業界のオンラインビジネスの可能性」についてお話します。


アパレル業界でのオンライン活用について

アパレル業界と言うと中国や韓国、ASEAN地域との取引は外せません。
今まではコスト交渉や商談についてはメールや電話がメインで出張することも度々ありました。

出張には当然経費が掛かりますし、移動に時間もかかります。

それが、オンライン会議を導入したことで経費と移動時間をかけずに商談をすることが出来るようになりました。
場合によっては画面越しにサンプルチェックをすることも可能です。

PCさえあれば離れていても打合せが出来る状況になったので、気軽に打合せや商談が出来るようになり
以前に対して密に会議が出来るようになったのでこの点についてもよくなった点と言えます。

しかし、同じアパレル業界でもオンライン化に多くの課題があるのは販売員などの接客業です。
感染症の影響で緊急事態宣言を受けた際には多くの館が休館になりました。
売り上げの落ち込みは未だ回復には至っておらず、新宿や渋谷などの都心になるほど影響がある状況です。

そんな中でも最小の影響で済んだのはオンラインショップを持って、
オンラインで訴求していく仕組みを持っている会社でした。
しかし、オンラインショップをただ持っていてただ売れるのを待っているだけでは売れません。
そこで新しく出てきたサービスが「オンライン接客」ではないでしょうか。


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オンライン接客の現状について

オンライン接客の可能性について

先日、伊勢丹新宿店で本格的にオンライン接客を導入していくことが決まったというニュースは見ましたか?

百貨店と言えば、実際にお客様に店舗に来店してもらってFACE TO FACEで接客をして売っていくという
昔ながらのやり方が定着しており、オンラインショップ自体の仕組みやデザインもイマイチなところが多い印象です。

しかし、今回の感染症でアパレル業界でも一番影響があったのは百貨店です。
感染症の前からも百貨店の売り上げは年々下がっており、今回更に影響が出た形です。
これ以上の影響が出ないためと百貨店の生き残りにかけてオンライン接客を導入することになったというのは自然の流れだと思います。

現状、既にオンライン接客を導入している会社もあり、
PALでは4年前にオンライン接客を取り入れて以降4年間でオンラインの売り上げが4倍に増えたそうです!
オンラインショップを持っている会社と持っていない会社とではこれほどまでにも格差があるのです。

では、オンラインで接客していくメリットは何なのでしょうか?


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オンライン接客のメリットとは?

オンライン接客を導入するとお客様にもブランド側、更に接客する側にもメリットがあります。

1)遠方に住んでいても普段行けないお店の好きな店員さんの接客を受けられる。
2)接客数に対する売上げが明確・可視化される。

特に、可視化されることは販売員側のモチベーションになり、消費者も指名する指標になりますし、
オンライン接客での実績が可視化されることがその人の影響力になることに注目がされています。

ひと昔前まで、オンラインショップもなかった時は生活圏内のお店に行って買うしか選択肢がなかったのが、オンラインショップの登場で選択肢が増えました。

選択肢が増えたことは良いことですが、あまりに多い選択肢の中から「選ぶ」のは簡単なことではありません。
「選ぶ」基準は好きな人や影響力、知見がある人のオススメが影響するのと、
今後「選ぶ」というのを専門で仕事にする人が増える時代とも言われています。

その中で販売員自体の影響力をより高めることが重要になります。
影響力をどう高めるかというとやはりSNSです。
百貨店では今後多くのインフルエンサーと競合して商品開発や販売をしていく方向だそうです。


SNSでの影響力を高める方法について

SNSでの影響力を高める方法について

SNSは誰でも無料で出来て無名な人でも認知を上げることが出来る最強ツールです。
今の時代、集客をしようとしたらSNSは必須です。

SNSと言えば、フォロワー数が一つの基準になるので少ないよりも多い方が影響力はあります。

しかし、フォロワー数だけ多くでも意味がありません。

・100人に接客して9人に売れた人
・10人に接客して9人に売れた人

どちらが凄いですか?
当然、後者ですよね?

影響力=ファンの数 です。

フォロワーが少なくてもその中で多くの人に売れればOKです。

SNS上というと血が通ってない冷たいイメージかもしれませんが、
その中でも密にコミュニケーションをとって接触回数が上がれば
自然とファンになってもらいやすく購買にもつながります。

自分のファンをいかに作っていくかが今後の接客業では重要ですね。

今後、接客業のみならずブランドでも売り上げを上げたければ
「コアなファン作り」をしていくことに重点を置くべきです。

まず自分の影響力を高めれば、ブランド側から声がかかる可能性もありますし、
今からは影響力を高めること自体がスキルとなる時代になりそうです。


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Writer Profile

ヴェッド 好美

Occupation
アパレルデザイナー&SNS集客サポート
Career
アパレルデザイナー20年以上

アパレル系企画会社→繊維商社3社経験

ヤングカジュアルブランドを中心に量販店〜駅ビル系、百貨店ブランドまで30ブランド以上の企画を経験。

現在は繊維商社にて業務委託デザイナーで企業ブランド向けデザイナーをしながらインフルエンサーブランドのデザイナー、ブランド立ち上げ サポートやSNS集客サポートなどフリーランスとして活動中。

アパレル・ファッションの求人・転職・派遣のサポート&
ITシステム構築・開発の株式会社ウインネット。

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